◆国際親善試合 セルビア2―0日本(11日・セルビア・ノヴィサド、カラジョルジェ・スタジアム)  
日本、セルビアに完敗 後半に2失点、アウェーでの勝利ならず
後半14分、日本はセルビアに先制ゴールを許す

日本代表がアウェーで東欧の強国・セルビアに挑んだが0―2で敗れた。
アルベルト・ザッケローニ監督(60)は来年のブラジルW杯に向け、 敵地での戦いに耐える強さと経験を積むという目標を掲げていたが、その第1戦は消化不良の内容に終わった。

内田、吉田、長友、今野の4バック、攻撃陣は右サイドの岡崎、左サイドの香川、中央の本田に1トップの柿谷がからむ布陣をしいた日本だが、 前半はやや消極的な姿勢が見え、前半は30分過ぎに本田―長谷部とわたったボールに香川が突進した場面以外は、 フィジカルに優る屈強なセルビアの堅陣に対して効果的な攻めの糸口をつかめないまま、0―0で折り返した。

後半立ち上がり、日本は中盤から前線でいいプレッシャーをかけて何度かシュートチャンスを作ったが、14分、 右サイドからセルビアに持ち込まれたボールにDF陣がつきながらもボールを奪いきれず、 ラインが下がってしまったところをタディッチに決められ、先制点を許した。

局面を打開したい日本は20分に長谷部に代え細貝(ヘルタ)、22分には柿谷に代えて清武(ニュルンベルク)を投入。 清武は右サイドからドリブルで仕掛けてリズムを作り、前線に何度か効果的なボールを供給するも、 攻撃陣がゴールをとらえられず。

さらに40分には香川に代えて乾(フランクフルト)、終了間際には岡崎に代えハーフナー・マイク(フィテッセ)を投入して前がかりに攻めたてたが、 アディショナルタイムに入ったところでセルビアのカウンターを食い、左サイドから右サイドへ大きく展開されて最後はヨイッチがダメ押しのゴール。

日本はボールを回してチャンスをうかがいながらも相手の堅い守りをこじ開けることができず、逆にセルビアに数少ないチャンスを確実に決められて完敗に終わった。 日本は15日に遠征第2戦でベラルーシと対戦する。
(スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20131012-OHT1T00012.htm